東洋史の院生bot

歴史学や日々の徒然(※当ブログはフィクションです。現実に存在する人物・団体とは一切関係がありません)

妄想で紹介する三宅香帆『妄想とツッコミでよむ万葉集』

「古典を古典として読む」ということに少しでも近づきたいなと常日頃願っている自分ですが、それは距離が果てしないほどに憧れが募るという、淡い想いなのかもしれません。

「古典を古典として読む」とは別のスタンスとして「現代の感覚で古典を楽しむ」というスタンスもあるかと思います。ガラス板を1枚挟んで古典の場面に入って現代人として楽しむような感覚、それを読者に紹介してくれる優れた書き手として三宅香帆さんがいます。

三宅さんの最新の著作『妄想とツッコミでよむ万葉集』はまさに現代人が現代人として古典の世界に入って楽しむことを教えてくれる楽しい本となってます。

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ビジネス界で人気な「勉強不足だけど目立ちたがり屋の自称古典ライター」とは違って、キチンと学んだ上で自分の感覚を言葉に咀嚼して文章に練り上げてくれるという優良ライターなので、「〇〇に学ぶシリーズ」みたいな中身のないビジネス古典本にウンザリしてる人とかも手に取って読むと良いと思いますよ。

メリークリスマス

皆さま、メリークリスマス🎄

今年も終わりに近づいて来ましたね。皆さまはどんな一年でしたか?

自分はそれなりに充実した1年になりました。学術方面では語学や他分野の知識といった基礎学力の不十分さを痛感した反面、博士論文の確かな方向性が見えてきました。なるべく早急に書けるものから書いていきたいと思います。

リアルが充実してる分、Twitterでもあまり有用な発信出来てない気もしますが、京大の学部生で東洋史専修の志望者を増やすことを1番の目的としており、その他は全てオマケ程度にしか考えていないためご了承ください。

 

以外は乱文失礼

 

良い教材を使って、痒いところを補足できたら、間違いなく東洋史専修志望の学部生は増えると思うのですよね。むかしから京大東洋史に入りたくて京大文学部に入った学生は実際入る人と比べて割と多いのだから。(これは弟からも聞いたし、実際に1回生と交流して痛感したところ)

個人的に学部生の人数を増やすのは重要だと信じていて、まず今の時点での話。入る人間のタイプが多種多様になる。入る人が多ければ多いほど優秀な学生も入ってくる。あと生物学的にも新規参入者が増えて流動性が高まり閾値を超えると、その場にいる生物はテリトリー放棄して他者への攻撃的行動が減って共存する方向に空間そのものが変わる。

未来の話。東洋史はいま「要らない学問」と切って捨てる人が多い。そういう人が現れているのは、理解者が少ないからで、端的に言って東洋史からの営業努力が不足している。なるべく東洋史の研究者以外に東洋史の理解者を増やしたい。そのためには色んなサークルに東洋史の学部生を増やしたり、東洋史の関係者と楽しい大学生活を送った人達を社会に出して、活躍してもらう必要がある。遠大な計画かもしれないけど、学問として持続させるには当たり前だけどこういうことをしないといけない。もう10〜20年くらいそういうことに失敗している感じがするので、もしかしたら取り返しがつかないかもしれないが、それでも未来を明るくするための土台は作りたいのですよね。

自分らにやれることは限られているから、新しく入って来た優れた後輩たちに後は任せたい。

宣伝御免!

 師走冴えわたり論文執筆に入る力もいや増すばかり、年の瀬に向けて背筋に寒いものが走る皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

 本日は院生botにも学問にも関係ない宣伝です。中の人が文芸同人誌にエッセイを寄稿しましたので、謎めいた美少女の素顔を暴いてやろうという気骨ある人は是非ご購読ください。編集部の方々の励みにもなるので、250円お布施よろしくお願いします。

(稟清)

  

 

吉川忠夫『侯景の乱始末記』増補改訂版出版の裏側のアホみたいな話

皆さまお久しぶりです🎵

しばらく論文書きながらガラル地方を探索していた院生です☕️

ようやく発売されましたね、ポケ…じゃなくて『侯景の乱始末記』!

 

侯景の乱始末記──南朝貴族社会の命運 (志学社選書)

侯景の乱始末記──南朝貴族社会の命運 (志学社選書)

 


正直、"読めば分かる名著"だからいまさら自分なんかが紹介するまでもないと思うので、気になる人も気にならない人も取り敢えず手に取って読んでみて下さい。人生豊かになるのは間違いありません。

個人的な話をしますと、『侯景の乱始末記』との出会いは確かD1の春休みだったと記憶しております。たまたま吉田南図書館の書庫を散策していたら、偶然目に留まったので借りて読んでドハマりした、というありふれたボーイミーツガールみたいな出会いでした🐸

自分は吉川先生の教え子のとあるf先生の講義を受けているのですが、ある時ふと雑談でこの本の紹介をされていたのも、手に取った理由の1つだったように記憶してます。

(ここだけの話、論文投稿前にこの本読んでおけば文章もっと綺麗に書けたなと悔しい思いをしました。)

読んだ感動を伝えたくて、当時始めたての東洋史の院生bot(確かフォロワーさんも700人とかそのくらいだった頃?)で良い本あるよ!とツイートしたところ、志学社の方の目に留まって「復刊するから字を打ち込んでみない?」と誘われた次第です。読んだ感触からして、下手すると自分の人生史上最も重要な仕事が舞い降りたのでは??と汗ダクダクになりながら承諾諾したはず。

復刊のニュースを聞いたその日の夜、たまたま百万遍セブンイレブンでf先生にお会いしたので『侯景の乱始末記』復刊の話をしたところ、「実は僕が学生の頃、既に絶版していたので吉川先生に著者なら持ってるでしょ!下さい!とお願いしたんですよ。そしたら次お会いした時に持ってきてくださったのだけど、読んでみたら鉛筆で書き込みが沢山してあったのね。これひょっとしたら最後の1冊で再版に備えて改良しようとしてたのかなって」というお話を伺って、その時は(先生の本もお願いしたら頂けるのかな?)とかアホなこと考えながら相槌うってました。

しばらく経って京都も嫌な汗が出てくる季節になった頃、志学社の方から連絡があって、吉川先生のお宅にお邪魔することになりました。『侯景の乱始末記』読んでからというものの、打ち込み作業も放ったらかしになるくらいには吉川先生の他の著作を眺めていて、「これが学問の完成形の1つか…」と吉川先生の学問に酔いしれていた頃だったので、心臓の動悸が止まらなかったです。(余談ですが、酔いしれてる時はキチンと味を理解出来ないし翌日記憶に残らない、というのは学問も酒も同じだと思ってます(苦笑))

前日の日記には「白石麻衣と二人っきりでお会いして握手して会話するよりもっとヤベエナニカだよ???心臓もつかな俺???」とかアホなこと書いてあるから本当にどうしようもないくらいテンパってたんでしょうね。(ちなみに当時の推しメンは若様と深川麻衣さんでした。その後に鈴木絢音さんが加わります)

初めてお会いした吉川先生は、とにかく笑顔が素敵で品の良い方だ、という印象でした。(その印象は今も変わってません。本当に笑顔が素敵です。) f:id:toyoshiblog:20191130180752j:image

推しを目の前にしたオタクにありがちなことだと確信してますが、とにかく目の前の情景を記憶にしようと目をギラギラにしながら、話しかけられるとテンパってワタワタするというアレな行動をしてました💦

まぁそれはさておき、吉川先生の口から「僕もこの本は手元に1冊しかないんですわ。むかし●君にあげちゃって」と出てきたときには思わず珈琲吹き出しそうになりました(百万遍セブンイレブンでの会話の伏線回収しましたありがとうございます)

そんなこんだで復刊頑張るぞ!字を撃ち込むぞ!と息巻いたは良いのですが、腰痛の悪化など色々あって作業は遅れに遅れ、全人類にごめんなさいしつつ作業から開放されたのは年が改まった2019年1月だったはず(一応、ルビのミスとか誤字など確認して、確認するたびに誤字が噴出したので提出するに出来なかったんですよね)

というわけで、刊行が遅れた理由で1番大きなものはたぶん私の怠惰故なので関係者の皆様には申し訳ないなとこの場を借りてお詫びしたいと思いますm(__)m

ネットでアクセスできる史学系雑誌③

第3弾です〜🍵

第1弾はこちら

ネットでアクセスできる史学系雑誌① - 東洋史の院生bot

第2弾はこちら

ネットでアクセスできる史学系雑誌② - 東洋史の院生bot

 

(10)『東洋学報』

三菱財閥の文化事業として出発した歴史を持つ東洋文庫の機関雑誌。伝統と安心の高クオリティを保ち続ける雑誌。超オススメ。

掲載論文の検索とダウンロードはこちらからどうぞ。

https://toyo-bunko.repo.nii.ac.jp/index.php?action=repository_view_main_item_snippet&index_id=486&pn=1&count=20&order=17&lang=japanese&page_id=25&block_id=47

ちなみにTwitter公式アカウントもあり、編集の模様がうかがえたりもする🍵

新刊情報などもキチンと更新してくれてる優良アカウントなので、東洋史の院生botみたいなクソ垢をフォローするくらいならこちらフォローするのを推奨。

https://mobile.twitter.com/toyo_gakuho

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(11)『名古屋大學文学部研究論集. 史學』

名古屋大学の歴史系の総合雑誌。個人的に池内敏先生の論文読む時にお世話になることが多かったです。ダウンロードや検索はこちらのサイトからどうぞ。

https://nagoya.repo.nii.ac.jp/index.php?action=repository_view_main_item_snippet&index_id=529&pn=1&count=20&order=18&lang=japanese&page_id=28&block_id=27

 

(12)『一橋大学研究年報 人文科学研究』

一橋大学の機関紙の1つ。

東洋史だけじゃなく色んな地域の研究が掲載されている。近代史関係が強いイメージがある。

ダウンロードと検索はこちらから。

http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/27

 

続く!

東洋史の院生bot各種リンク

 色んなサイトを運営し始めて訳が分からなくなってきたので、リンク集を作って整理しておきます。(随時更新予定)

Twitter(@Toyoshi_Toyoshi)

f:id:toyoshiblog:20191024114457j:image

https://twitter.com/Toyoshi_Toyoshi

 

Tシャツ販売(着てね♡)

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https://www.ttrinity.jp/shop/toyoshi_bot/

 

インスタグラム(←New!)

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https://www.instagram.com/toyoshi_toyoshi/

 

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